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【文法】-(으)니까 ~(す)るから、~(だ)から〈理由〉
-(으)니까 ~(す)るから、~(だ)から〈理由〉
話し手の強い意志を表しながら、理由を述べる表現。
「-(으)니까 -(으)세요. ~だから~(し)てください。」とか「-(으)니까 -(으)ㅂ시다. ~だから~(し)ましょう。」など、後ろが命令形や勧誘形のときによく使われる。
【 用言の語幹末にパッチム無 】 → 니까
・사랑하(다) 愛している + 니까 → 사랑하니까 愛しているから
사랑하니까 결혼해 주세요. 愛しているから結婚してください。
【 用言の語幹末にパッチム有 】 → 으니까
・많(다) 多い + 으니까 → 많으니까 多いから
차가 많으니까 지하철로 갑시다. 車が多いから地下鉄で行きましょう。
【 用言の語幹末にㄹパッチム 】 → 니까(ㄹは落ちる)
・울(다) 泣く + 니까 → 우니까 泣くから
아이가 우니까 싸우지 마세요. 子供が泣くからけんかしないでください。 (싸우다 けんかする、 -지 마세요 ~(し)ないでください)
※ㅂ変則用言の場合は、「ㅂ」が落ちて「우니까」がつく。
・가깝(다) 近い + 우니까 → 가까우니까 近いから
※ㄷ変則用言の場合は、「ㄷ」が「ㄹ」に変わり「으니까」がつく。
・듣(다) 聞く + 으니까 → 들으니까 聞くから
■おなかがすいたから一緒に夕食を食べに行きましょう。(おなかがすく 배가 고프다)
→ 배가 고프니까 같이 저녁을 먹으러 가요.
■寒いから窓を閉めてください。 (寒い 춥다)
→ 추우니까 창문을 좀 닫아 주세요.
-말이에요(?) ~のことです(か)?
名詞にそのままついて、何についての話なのか、話題の対象をはっきりとさせる表現。
文末のイントネーションをあげると疑問文になる。
A:요즘 그이 태도가 좀 이상해요. 最近、彼の態度がちょっと変なんです。
B:어머! 사귀는 남자친구 말이에요? まあ!つきあっている彼氏のことですか。
※話を切り出すときに、やや婉曲な表現として使う「-말인데요. ~のことなんですが。」という表現もある。
・이범 오디션 말인데요, 일본에서는 유명해요? 今度のオーディションのことなんですが、日本では有名なんですか。
■
A:선미 씨는 애인이 있어요. ソンミさんには恋人がいます。
B:그 진선미 씨 말이에요? あのチン・ソンミさんのことですか。
-ㄴ / 은데요. -인데요. ~いんですが。 ~なのですが。〈婉曲〉
形容詞や指定詞の語幹について、話を切り出すときの前置きや、婉曲な言い回しをする表現。
【 形容詞の語幹末にパッチム無 】 → ㄴ데요
・저기… 미안한데요.(미안하다 すまない) あの…すみませんが。
【 形容詞の語幹末にパッチム有 】 → 은데요
・이거 좀 작은데요. 다른 거 없어요? これちょっと小さいんですが。ほかのものはありませんか。
【 形容詞の語幹末にㄹパッチム 】 → ㄴ데요(ㄹは落ちる)
・이 커피, 너무 단데요.(ㄹは落ちる) このコーヒー、甘すぎるんですが。
【 形容詞の語幹末にㅂ変則用言 】 → 운데요(ㅂは落ちる)
・방이 추운데요.(ㅂは落ちる) 部屋が寒いんですが。
※指定詞の場合は語幹「(이)다」に「ㄴ데요」がつく。
・저, 그거 제 컵인데요. あの、それ私のコップなんですけど。
-게 됐어요. ~することになりました。 ~するようになりました。〈状況などの変化〉
動詞について、状況や能力などが変わったことを表す表現。
語幹末のパッチムの有無に関係なくつけることができる。
합니다体だと「-게 됐습니다」となる。
・결혼하게 됐어요. 結婚することになりました。
・한글을 읽을 수 있게 됐어요.(읽을 수 있다 読むことができる) ハングルが読めるようになりました。
-잖아요. ~じゃないですか。
自分の思っていることを相手に「そうではないですか」と確認したり、相手に教えてあげるときなどに使う。
パッチムの有無に関係なく用言の語幹につける。
・여가는 뭄에 좋잖아요. ヨガは体にいいじゃないですか。
・내일은 일요일이잖아요. 明日は日曜日じゃないですか。
일요일이(다) 「일요일 日曜日」 + 「이(다) ~だ〈指定詞〉」
-겠다! ~そう!
「~のように思える」と、推測して述べるときに使う。
感動して言うニュアンス。
パッチムの有無に関係なく、用言の語幹につける。
・맛있겠다! おいしそう! 맛있다 おいしい
・재미있겠다! 面白そう! 재미있다 面白い
-가 / 이 아니라 ~ではなくて、~じゃなくて
「AではなくてB」というときの「~ではなくて」にあたる表現。
【 単語末にパッチム無 】 → 가 아니라
・버스가 아니라 택시로 왔어요. バスでなくてタクシーで来ました。
【 単語末にパッチム有 】 → 이 아니라
・그 사람은 애인이 아니라 친구예요. あの人は恋人じゃなくて友だちです。
어떻게 どのように、どうして
方法や手段などを聞くときに使う。
・공항까지 어떻게 가요? 空港までどうやって(←どのように)行きますか。
・그걸 어떻게 알았어요? それをどうやって知りましたか。
-(으)러 ~(し)に
後ろに「가다 行く」や「오다 来る」などの動詞とついて、目的を表す。
【 動詞の語幹末がパッチム無 】 → 러
・야구를 보러 잠실 야구장에 가요. 野球を見にチャムシル〔蚕室〕野球場に行きます。
【 動詞の語幹末がパッチム有 】 → 으러(ㄹパッチム以外)
・맛있는 갈비를 먹으러 오세요. おいしいカルビを食べに来てください。
【 動詞の語幹末がㄹパッチム 】 → 러(ㄹは落ちないでそのまま)
・친구 집에 놀러 갔어요. 友だちの家に遊びに行きました。
-거든요. ~なものですから。~なんです(よ)
相手が知らない事実を知らせたり、理由を述べる表現。
また、話の前置きや前提として使われて、聞き手に次の発言を期待させるニュアンスがある。
用言の語幹末のパッチムの有無に関係なくつけることができる。
〈 話の前置き 〉
A:지금 역에 도착했거든요. 今、駅に到着したんですよ。
B:그럼 거기서 잠깐만 기다리세요. では、そこで少しお待ちください。
〈 理由 〉
A:아직도 텔레비전을 봐요? まだテレビを見ているんですか。
B:드라마가 아주 재미있거든요. ドラマがとても面白いものですから。
-게 ~く、~いように、~(す)るように
後ろにくる行為や状態を、より具体的に描写して限定する表現。
用言の語幹末に、パッチムの有無に関係なくそのままつく。
・재미있(다) 面白い
재미있게 읽었어요. 面白く読みました。
・맵(다) 辛い
안 맵게 해 주세요. 辛くしないでください。(←辛くないようにしてください)
【文法】-는데 ~するんだが、~するのに
文と文をつなげる言い方。
曖昧な意味なのでいろいろな場合に使える便利な表現。
「-요.」をつければ「~するんですが。」という文末表現になる。
~するんだが(現在)
《 動詞・있다・없다 》
話を切り出すときに使う前置きの表現。
また、はっきりと断定せず、婉曲的な言い方をするときにも使われる。
動詞や存在詞の語幹末にパッチムに関係なくつけることができる。
【 「다」の前が母音 】 → -는데
・안색이 안 좋아 보이는데 감기 들었어? 顔色がよくないようだけど、かぜひいた?
【 「다」の前が子音 】 → -는데
・시간은 있는데 돈이 없어요. 時間はあるんだがお金がありません。
【 「다」の前が「ㄹ」 】 → -는데(ㄹは落ちる)
・난 아는데. 私は知ってるんだけど。〈알다〉
〈前置き〉
A:저, 질문이 있는데요. あの、質問があるんですが。
B:네, 말씀하세요. はい、おっしゃってください。
〈婉曲〉
A:삼계탕 있어요? サムゲタン、ありますか。
B:죄송합니다. 오늘은 안 되는데요. すみません。今日はできないんですが。
《 形容詞 》
【 「다」の前が母音 】 -ㄴ데
【 「다」の前が「ㄹ」 】 -ㄴ데(ㄹは落ちる)
【 「다」の前が子音 】 -은데
・바쁜데 미안해요. ← 바쁘 + ㄴ데 忙しいのにすみません。
《 名詞 》
【 母音で終わる 】 -ㄴ데(-인데がつくこともある)
【 子音で終わる 】 -인데
・전데요. 좀 늦을 것 같아요. ← 저 + ㄴ데 私ですが。ちょっと遅れると思います。
~したんだが(過去)
《 動詞・있다・없다 》 -았 / 었는데
《 形容詞 》 -았 / 었는데
・그 사람이 너를 오해하고 갔는데 두 번 다시 안 올 가야. ← 가 + 았는데 彼はおまえを誤解して行っちゃったのに、二度と来ないだろうよ。
《 名詞 》
【 母音で終わる 】 -였는데
【 子音で終わる 】 -이었는데
■おなかがしくしく痛むんですが。
배가 쑤시는데요.
■薬を飲んだんですが。
약을 먹었는데요.
■顔色がよくないんだが大丈夫ですか。
안색이 안 좋은데 괜찮아요?
■それはわたし(私)のものなんですが。
그건 내 건데요. / 그건 제 건데요.
■
A:내일 오후에 시간 있어요? 明日の午後に時間ありますか。
B:내일 오후에는 약석이 있는데요. 明日の午後には約束があるんですが。
■
A:어디서 아르바이트해요? どこでアルバイトしていますか?
B:서점에서 일하는데요. 書店で働いているんですが。 (働く 일하다)
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